海外でオンラインショップを開業するのに最もおすすめなのはどのサービス?
無料でオンラインショップを開業するためのサービスで、今まで人気だったのはBASE(ベイス)とSTORES(ストアーズ)。
2020年10月から、Squareという新たなサービスがスタート!
この、Square(スクエア)、実際に私もオンラインショップを作ってみたんですけど、かなり使い勝手が良く、海外利用での利便性が高いんですね。
今回は、BASE・STORES・Squareの3社を徹底比較して行きたいと思います。

うさぎ、何個オンラインショップ持ってるわけ?

とりあえず、全部で作ってみましたよ(笑)
とりあえずパッと見比較!無料でオンラインショップを開業するサービス3社
BASE | STORES | Square | |
---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
登録商品数 | 無制限 | 5こまで | 無制限 |
独自ドメイン | 可能 | 不可(有料プラン可能) | 不可(有料プラン可能) |
テンプレート | 無料 | 無料 | 無料 |
アクセス解析 | 無料 | 不可(有料プラン可能) | 不可(有料プラン可能) |
決済方法 | クレジット・コンビニ・銀行振込・キャリア・Amazon Pay・PayPal・後払い | クレジット・コンビニ・銀行振込・キャリア・楽天ペイ・PayPal・後払い | クレジット・Square(PayPalは有料プラン) |
決済手数料 | 購入された代金の3.6%+40円+サービス利用料3% | 購入された代金の5% | 購入された代金の3.6%(JCBのみ3.95%) |
振込手数料 | 三井住友銀行の手数料実費 | 実費 | 無料 |
引出手数料 | 2万円以上無料、2万円以下500円 | 無料 | 無料 |
重量・送り先別送料設定 | アプリを使えばなんとか対応 | 細かい設定不可 | 対応 |
どうでしょう?Squareをおすすめする理由がお分かりかと思います。
無料でここまでできるのは、凄いですよね?
ただ、デメリットがあるとすれば、決済方法の少なさです。
Squareはもともと、クレジットカードや電子マネーの決済サービスです。そのE-コマース部門で無料オンラインショップが開業できるんですね。

だから、決済はクレジットカードがメインになっているんだな。
BASE・STORES・Squareの有料プラン比較
無料プランでも十分使えるんですけど、有料プランにするとできることの幅が広がってきます。
無料プランじゃちょっと物足りない・・・場合は、有料プランも検討してみてください。
途中でプラン変更することも可能ですよ!
BASE |
STORES |
Square |
|||
グロースプラン |
スタンダード | プロフェッショナル | パフォーマンス | プレミアム | |
---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 5,980円(税込)/月 | 2,178円(税込)/月 | 1,200円(税込)/月 | 2,500円(税込)/月 | 6,800円(税込)/月 |
決済手数料 | 2.9%〜 | 3.6% | 3.6% | 3.6% | 3.3% |
無料プランプラス | サービス利用料が0% |
独自ドメイン |
カスタムドメイン |
プロフェッショナルに加えて
商品レビュー |
パフォーマンスに加えて
決済手数料がお安く |
BASEには有料テンプレート、有料Appsがあります。
有料テンプレートは買取制ですが、有料Appsは月額課金になります。
- BASEロゴ非表示:500円
- 不正決済保証:980円から
BASE・STORES・Squareの決済方法比較
BASE | STORES | Square |
---|---|---|
クレジットカード決済 |
クレジットカード決済 |
クレジットカード決済 |
Amazon Pay |
PayPal |
以前の決済方法だと、STORESが圧勝!だったのですが、BASEはPayPalやAmazon Payが使えるようになったので、現在はほぼ同じ。
STORESは有料プランを使うと、代引き可能になるのがポイントですね。
Squareは、残念ながらクレジット一本。お客さんの層によっては、かなりのデメリットになってしまいます。
決済方法の豊富さでは、STORESですね。
BASE・STORES・Squareのテンプレート比較
BASE | STORES | Square |
---|---|---|
無料17+有料84種類 | 48種類 | 3種類 |
テンプレート数で言えばSTORESが圧勝ですね。
BASEはHTML編集機能があるので、コーディングできればカスタマイズの幅は広がります。
Squareは注文専用シングルページ・買い物機能つきInstagamページ・フルサイト+オンラインストアのたった3種類。
直観的に作成できるようになっているので、作るのは楽だと思いますけど・・・確かにシンプル。

新しいサービスなので、今後のテンプレート増加を期待したいですね。
テンプレートの豊富さで言えばSTORES。自由度から言うと、BASEですね。
コーディングは知識がなくても、ネットで調べるとある程度の操作は可能になりますよ!
BASE・STORES・Squareの手数料比較
手数料は、商品が売れた時に発生する費用ですので、もちろん手数料が安いことに越したことはありませんよね?
売上個数が少ないうちは、まぁ我慢はできますが、売れだした!時には、やっぱり手数料は抑えておきたいものです。
販売手数料 | 決済手数料 | |
---|---|---|
BASE | 3% |
有料プラン:2.9%〜 |
STORES | 無料 | 有料プラン:3.6% 無料プラン:5% |
Square | 無料 | 有料プラン:3.6~3.3% 無料プラン:3.6% |
比較してみると、BASEは割に合わないですね・・・
販売手数料(商品が売れた時に発生)+決済手数料(決済代行業者に支払う手数料)+サービス利用料3%と持って行かれます。
有料プランなら業界最安値ですので、月商17万円以上になれば変更もありですね。
無料プランなら手数料ではSquareが一番お得です。

ダブルはつらいかもなぁ。
BASE・STORES・Squareの振込手数料比較
売上を受け取るときにかかるのが、振込手数料。
そんなに頻繁に振り込んでもらわなくて結構!と言う場合でも、振込手数料が安いことに越したことはありませんよね?

色々引かれると、げんなりするな。
振込手数料 | |
---|---|
BASE | 250円~500円 |
STORES | 250円 |
Square | 無料 |
BASEは振込金額が2万円未満だと、振込手数料が500円になります。
Squareだと振込手数料を負担してくれるのでおすすめ。
決済の時期ですが、BASEは振込申請から10営業日。STORESは月末締め、翌月末払いになります。
早く振り込んで欲しい!という場合だと、
BASEは最短1営業日での振込が可能ですが、月額980円のオプション料金が必要です。
STORESは、「スピードキャッシュ」を利用すると、翌日振込手数料が3.5%発生します。
Squareだと、銀行にもよりますが決済申請から翌営業日に振り込んでくれますよ。
手数料面で言えば、断然Squareですね。
BASE・STORES・Squareのドメイン比較
独自ドメインを使用しない場合
BASE | STORES | Square |
---|---|---|
https://◯◯◯.thebase.in |
https://◯◯◯.stores.jp | https://◯◯◯.square.site/ |
独自ドメインの場合
BASE | STORES | Square |
---|---|---|
外部で取得する |
外部取得ドメイン不可 |
外部ドメインOK |
独自ドメインを使用しない場合だと、BASEは種類も多くてBASEで作ったサイト!ってバレる可能性は低いですね。(オプションでロゴ非表示をすれば)
独自ドメインを使う場合は、STORESの有料プランが優秀ですね。
BASEのサブドメイン形式って言うのは、取得したドメインの前にwwwなど文字列が入ったものです。
サブドメインしか利用できないのは、ちょっと独自ドメインの価値が下がりますね。
Squareが海外利用に向いている理由
Squareは海外利用も可能です。
プラスアルファとして、海外利用に向いているポイントは
- 店舗拠点を海外住所で設定可能
- 重量・発送地域での送料設定が可能
では、実際にBASE・STORESと比較していきます。
店舗拠点を海外住所で設定可能
こちらは、Squareの店舗所在地設定です。海外住所での設定が可能です。
BASEの場合
BASEは日本国内にお住まいの方向けにサービスを提供しており、ショップを開設いただく場合は国内にご住所をお持ちの方に管理責任をお願いしています。
※海外在住の方の情報での登録・運営は行えません。
日本国内にお住まいの共同運営者さまがいらっしゃる場合、その方が責任を持ってショップの管理・運営を行うとのことであれば、共同運営者さまを売り主としてショップを運営していただくことは可能です。
なお、振込申請の振込先口座は、日本国内の銀行口座に限定いたします。
BASE:ヘルプより引用
「BASEは日本国内在住者向けのサービス」というのが明記されています。
さらに、ショップ所在地は、本人確認書類(免許証など)に記載されている正式な住所での登録が必須です。
なので、店舗所在地を海外にすることはできません。
STORESの場合
個人事業主もしくは法人の場合、クレジットカードの審査を受けることができるのは、住所が日本国内の場合のみとなります。日本国外に在住の場合や、日本国外にストア運営拠点がある場合は、クレジットカード以外の
決済方法を設定の上でご利用いただくか、日本国内の住所(帰国時の住所やご実家住所等)を
ご記入ください。STORES:よくある質問「海外住所のクレジット決済利用審査より引用
と言うことで、クレジット決済を利用する場合、日本国内の住所が必要です。

海外在住の場合は、PayPal決済が推奨されていますよ。
重量・発送地域での送料設定が可能
こちらは、Squareの重量ベースの送料設定画面です。
STORESは、重量による商品の送料設定ができません。
BASEは、アプリを駆使すれば何とか対応に成功しました。
Squareは、重量・発送地域での送料指定が可能。海外⇒海外への送料指定もできちゃいます。
国際郵便だと重要なポイントになるのが、重量ですよね?
そこをクリアできるのは、大きなメリットです。
海外利用での利便性は、Squareだと思います。
BASEでアプリを駆使して重量別配送を可能にした方法は、こちらで詳しくご紹介しています。
BASE・STORES・Squareどれを選んだらいいわけ?
結論から言うと、とりあえず私は全部でネットショップを作ってみました。
というのも、実際に使ってみないと使い勝手や操作がわからないからなんですね。
早く自分のショップを持ちたい気持ちで焦ってしまいますが、がっつりデザインはせずに最初は操作性確認からスタートするのがよろしいかと思います。
こちらでご紹介はしていますが、ショップの内容によって使い勝手が違ってくると思いますんで、ご自分のサービスに合ったものを選んでいただければ。
デザインはサイト作成に慣れていない方は少々キツイかもしれませんので、どのショップサービスを使うか決めてからじっくり取り組んでいただければと思います。
すでに独自ドメインをお持ちの場合でも、無料プランからスタートして操作面確認してから有料プランを検討するのも悪くないと思いますよ。
私の場合は、独自ドメインでワードプレスサイトを作って集客。ショップは無料と有料のどちらも運営して、ワードプレスサイトからショップへ誘導。
ショップ自体でも集客可能にしています。

やり過ぎだろ。
無料なんで、とことん納得がいくまで検討することができるのは嬉しいですね。
はっきり言って、比較表で検討するより、実際に使ってみた方がわかると思いますよ!

自分で書いたこと、全否定じゃないの。
ってな感じでしょうか?
海外在住でショップオープンする場合は、今のところSquareが一番利便性が高いと思いますよ。