ヤフオクは海外からの出品・海外配送OK!だけれども・・・
ヤフオクは、海外出品・海外配送が認められています。
メルカリで海外からの出品がNGになったので、ヤフオクはどうよ?と気になっていると思いますが、現在のところ海外からの出品はOKです。
でも、はっきり言って仕様がややこしい。
海外からオークションで出品するときに気を付けたいのが、送料・関税・配送期間です。
海外のネットショップとして運営していないので、落札者との密なコンタクトと信頼関係が重要なんですね。

「海外からの出品」を落札者に何度も伝えないと、トラブルになる可能性があるんです。

落札者も、あんまり見てない場合が多いのは事実。
ヤフーオークションは、日本国内で運営されていますので、日本からの出品、落札者も日本在住というのが当たり前だということを頭に入れておく必要があります。
とにかく、海外出品は例外。まれなケースと言うことを忘れないでくださいね。
ヤフオクの海外出品で気を付けたい5つのポイント
- 出品時に「海外からの出品」だと言うことをしつこくアピールする
- 配送期間中は追跡確認する
- 落札者からの質問には即回答する
- 送料は落札者負担にする
- 関税の処置を明らかにしておく
海外在住者がヤフオクを利用するときに気を付けたいのは、ヤフオク自体のシステムと、落札者とのコミュニケーションです。
それでは、実際に注意する項目を一緒に見ていきましょうか。
出品時に「海外からの出品」だと言うことをしつこくアピールする
海外からヤフオクに出品するときは、「配送元の地域」を「海外」にしてください。
でも、これだけでは見落としてしまう落札者も多いので、「商品説明」に海外からの配送であることを必ず明記しておきましょうか。
国名も選択できますので、在住国も記載しておいた方がいいですね。
出品者の禁止行為「29. 「発送元の地域」を正しく設定しないこと」に以下を追加します。・海外(日本国外)から発送する場合、発送元の国名や地域名を商品説明に明記してください
ヤフオク!ガイドライン細則の改定予定のお知らせより
とありますので、国名・地域名は必須です。
海外からの配送なので、到着までには時間がかかること、それでも良かったら入札してね。と付け加えることで、未然に起こるトラブルを防ぐことができます。

商品説明で、しつこいくらい海外配送だということをアピールしておくことが重要です。

せっかちで全然見てない人、結構いるんだよね。
配送方法は国際郵便であること、配達日時の目安と、送料についての負担、金額・品物によっては関税がかかることなども一緒に明記しておきます。
落札者への連絡時も、海外配送だけど?大丈夫?と再確認してくださいね。
ヤフオクは海外出品OKなので、ここまでしてクレームが出た場合は、落札者の都合でキャンセルしてください。
配送期間中は追跡確認する
ヤフオクは新しく、「8日経過しても商品が届かない場合、Yahoo Japanに報告する」というシステムを導入しています。
はっきり言って、国際郵便で8日で届くことって少ないですよね?
受け取り連絡を行わなくても、落札者の支払いの15日後の正午ごろに出品者へ代金が支払われます。支払い手続きから8日経過しても商品が届かない場合は、速やかにYahoo! JAPANまでご連絡ください。
※支払い手続きから8日経過すると報告のリンクが利用できます。支払い手続きから12日目まで利用できます。
8日経過しても商品が届かない場合より引用
落札者がYahoo Japanに報告してしまうと、落札者に報告されることなく代金が返金されてしまいます。
ここが問題。
商品を配送した後で、落札者に返金されてしまう。さらに、落札者はそのことを知らない場合が多い。
このトラブルを防ぐには、落札者に8日経過した場合でも、ヤフオクに連絡しないことを伝えておく必要があります。
また、国際郵便では追跡番号を発行してもらえますので、それを落札者に伝えて確認画面のURLも添付しておくこともトラブルを回避するポイントです。
さらに、ヤフオクで発送通知をするときに、追跡番号を入力しておけば完璧。

国際郵便を使ったことがない人は、到着まで時間がかかることを知らない場合が多いので注意です。

配送の状況を落札者が確認できるようにしておくと安心。
落札者からの質問には即回答する
それでもなお、「まだ届かないんですけど?」と連絡をしてくる場合があります。
その際は、追跡番号で状況を確認して、すぐに連絡してあげてください。
落札者へフォローしておかないと、評価を低くされたり、返金されたりすることも考えられます。
今後ヤフオクを使うことを考えて、しっかりとしたフォローを心がけてくださいね。
送料は落札者負担にする
ヤフオクでは落札者が送料を負担するのが基本なので、落札者からしてみれば送料負担はごく当たり前なことです。
国際郵便は、かなり送料が高くなりますよね?
商品に送料を上乗せして出品してもいいのですが、「国際郵便は送料高め」ということを知ってもらうことも重要。
落札後に送料を連絡すると、その高さにびっくりしてキャンセルされる可能性もありますので、送料はできるだけ出品時に入力しておくことをおすすめします。
送料は、各国の郵便局や配送会社のウェブサイトで検索できると思いますが、実際に店舗に行ってみると予想していた金額と違う場合があります。
国際郵便に慣れていない場合は、特に注意。思わぬ誤差が生じてしまいます。
送料の水増し請求はヤフオクの規約違反になります。
少し手間ですが、店舗に足を運んで予め送料を確認しておくか、少し商品に送料を上乗せしておくのもアリかと。
関税の処置を明らかにしておく
国際郵便に関税がかかることを知らない落札者も多いんですね。
受取時に、関税、消費税や通関手数料を配送会社から請求されて、受け取り拒否という可能性もあります
ヤフオクのガイドラインでは、関税についての明記がありません。
名目を問わず、落札者に以下の料金以外を請求すること(1) 落札代金
(2) 送料等
送料等とは、以下の範囲とします。
a 運送業者に委託する場合
運賃および代金引換手数料、速達、書留、冷凍、冷蔵等の運送業者に支払うオプションサービスの手数料の実費、および運送業者が指定する運送用梱包(こんぽう)資材の代金
b 自ら落札者の元へ配送する場合
運送業者に委託した場合の運賃相当額を上回らない金額
c 物流代行業者等に業務を委託する場合
運送業者に委託した場合の運賃相当額を上回らない金額
(3) 返品・交換する際の送料および振込み手数料など送金手数料
(4) 不動産および二輪を含む自動車車体のみ、取得にかかる諸費用および税などの法定費用
梱包資材の費用や配送業者に持ち込む際に発生する交通費などは、販売価格に含めて出品してください。
以前は、「消費税が課税された場合、出品者が負担する」というようなことが明記されていたと思うのですが・・・
関税・消費税・通関手数料が発生する場合は、そのことも商品情報内に記載しておくことが大切です。
関税はいくらからかかる?
課税価格の合計額が1万円以下の物を販売する場合は、関税及び消費税が免税されます。商品価格では16,666円以下ということになります。
それ以上の額の品物を出品する場合は、落札者が商品を受け取る際に関税がかかります。
ただし、革製のバッグ、手袋・履物、ニット製衣類などはプレゼントでない限り、課税価格が1万円以下であっても関税等は免除されませんので注意してください。
商品の種類によって税率が異なるので、しっかりと確認してくださいね。
詳しくは、税関のホームページでご確認ください。
輸入禁止と規制品には注意
いくら個人的なオークションと言えども、日本国内に輸入してはいけないものがあります。
飛行機に積んではいけないものを想像してもらうとわかりやすいのですが、爆発の恐れがあるマッチやライターはもちろん、コピーブランド商品、肉類、花や種子などもそうですね。
化粧品や医薬品も個人で輸入できる数量に制限があります。
こちらも税関のウェブサイトに記載されていますので、出品前に輸出入が禁止・規制されていないかどうか確認してください。
海外在住者がヤフオクに出品するには?
ヤフオクに出品するには、本人確認が必要です。
本人確認の方法は、モバイル確認と配送による確認の2種類があります。

じゃ、モバイルの方が簡単でいいじゃない。

でも、SMS認証には日本の携帯が必要なんです。
配送の場合はと言うと、配送業者が本人確認書類を配送してくれるのですが、配送業者に本人確認資料を提示し、本人確認書類を受け取る必要があるんですね。
本人確認書類には、運転免許証、各種健康保険証、パスポート、外国人登録証明書、各種年金手帳ならびに年金証書(コピー不可)が使用できます。
が、これでは実家に書類を送ってもらっても、本人確認が取れませんよね。

海外在住中にアカウントを取得するのは難しいわけだ。
一時帰国中にアカウントを取得する必要があるわけです。
出品者には手数料が発生する
【ヤフオク利用料金】
入札および落札:無料
出品:月額462円(税抜き)*Yahoo!プレミアム会員費用(フリマモードでの出品は無料)
【販売手数料:出品者負担】
Yahoo!プレミアム会員の場合:落札価格の8.8%(税込)
一般会員の場合:落札価格の10%(税込)
落札者側に発生する手数料はありませんが、出品者側に手数料が発生します。
月額利用料を支払い、販売手数料がかかり・・・と結構な頻度で出品して利益を上げなければ、登録しておくだけで費用がかさんでしまいます。

数回だけの出品だと、あまりお小遣いが稼げるとは思えないね。

もし、継続して出品できる品物があるとしたら、ネットショップを運営する方が手数料面ではお得になります。
無料でショップ開業できるサービスを利用する
継続して販売できる商品があるなら、ネットショップを運営してみるのはいかがでしょうか?
不用品などをフリーマーケットで売るためだと、ヤフオクは利用価値がありますが、商品販売するなら無料で使えるネットショップがおすすめです。
販売手数料は発生しますが、運営費はゼロ。
利用料金はタダなわけですね。
海外からの販売も可能ですので、自分だけのショップを持つことも可能です。
おすすめのネットショップ開業サービスは、BASEとSTORES。海外在住者に特におすすめなのは、STORESです。
2020年に新しく始まった、Squareが今のところイチオシです!
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売りたい商品があるなら、ネットショップ開業も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
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